蛮茶菴

フォト・エッセイ ごまめの歯ぎしり
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# 民意は多様といふ類ひの騙(だま)し文句 vendredi 19 avril 2019
『日本の長い戦後』の言ひ残しの蛇足編として、これを書く。

言葉は常に危険と背中合はせである。事実を告げるかと思へば虚僞をも告げる。虚僞と事実は紙一重、事実を告げながら虚偽を告げて他人を欺く。

人は言葉で騙す。人は他人(ひと)を騙すつもりで、自分をも騙す。言葉を生業にしながら、言葉をもてあそぶ愚を恬然とやつてのける輩がゐる。

かういふ輩は、夜毎日毎、『クリトン』を何千回、何万回、くり返しくり返し読んでも、ソクラテスの言葉は毫末も届かない。言葉が届かないのだから、理解など以ての外である。

20190419
   < この木や鶯、だれのためでもない、ただ自らのために生きてゐる >

さういふ輩に限つて、「民意は多様」「広義の強制性」「国民と共に起たん」などと小賢しく嘯いて、虚勢を張つてみせる。挙げ句の果ては、その虚勢で人の心も弄ぶ。さういふ如何ともしがたい輩が夥多とゐる。

期待など夢のまた夢だが、この輩に、もし万が一、ソクラテスの言葉が届きでもしたら、ソクラテスの覚悟の前に、赤面して、生きていけなくなるだらう。










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