蛮茶菴

フォト・エッセイ ごまめの歯ぎしり
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# 「軽微」「微罪」なら許される? dimanche 18 juin 2017
雑誌『婦人之友』五月号の東京新聞・中日新聞論説委員の佐藤直子の「あなたが見えない」といふ記事のことを前回(六月十二日)のこのブログで書いた。

不正確なものは
前回は触れなかつたが、この記事には多数の問題表現がある。まづ目につく欠点は隷従した安易な言葉の使ひ方である。安易なのだから、とうぜん結果として正確性に欠けることになる。正確性に欠けるのだから、必然的に信頼できるものとはならない。

もし疑問を持つ人に公開の質疑の場を設け、それを実施し、記録し、のちに文字起こしして記録文書として、再度この雑誌で発表すれば、この記事には中身がないといふのが、歴然と示されるだらう。

20170618
   < 小さくとも生あるものは >

二重の裏切
なによりも人の顔に泥を塗るやうな、場違ひなネルソン・マンデラを引き合ひに出すこと自体が失礼である。さういふ中身のない記事がこの雑誌に掲載されてゐる。

しかしこの記事を読んで信じてしまふ定期購読者がゐるのだから、また如何ともしがたい罪作りである。定期購読者といふのは出資者、身銭を切つて雑誌を購入し、ひいては婦人之友社の存続を支へ続けてゐる人たちである。

さうであるにもかかはらず、その人たちの信頼を裏切り、あげく真実を届けやうとしない、二重の裏切行為をしてゐるのである。

20170618
   < その生を生きやうとする >

法律なんて
いま保釈中の山城博治が、なぜかスイスのジュネーブの国連人権理事会で話をした。その発言の全文が六月十六日の東京新聞紙上に掲載された。そのなかに「私は抗議活動の最中、微罪で逮捕され、その後、二回さかのぼって逮捕されました」といふ箇所がある。

冒頭の自己紹介「平和的な抗議運動を行っている山城博治」にも「厚顔で恥知らずな」と思ひながらも苦笑してしまふが、それよりも気になるのは、佐藤直子と山城博治に共通して見える法律の軽視である。

「軽微なものばかり」「微罪」。これらのふたつの主観的な言葉は、法に基づく逮捕に対する不当性の主張をうかがはせる。それだけでなく社会の根幹をなす法の軽視、無視をもうかがはせる。さういふことが、この言葉で、言はれてゐるのである。

これがどこからも問題にされない。また非難の声も上がらない。それが、いまの日本の閉塞した現状そのものをあらはしてゐる。

20170618
   < ひたすらなものに目を奪はれる >

信じることは素晴らしいのか
情報を信じてゐるだけでは、待つてゐるだけでは、真実は見えてこない。信仰を強制されることはある意味隷従を強いられるのとおなじである。自由でありたいと稀求するのなら、せめて、真実を知るための努力ーー疑問を持つことや問ひかけることをする必要がある。


以下が山城博治の国連人権理事会の話の内容である。それに対する反対意見を述べたのが沖縄の一私人、我那覇真子である。これも動画のアドレスと同時にそこに翻訳された字幕をも掲載しておく。

繰り返しになるが【ノーカット配信】沖縄ヘリパッド移設反対派リーダーが逮捕〜これが暴力行為の決定的証拠だ!【ザ・ファクト】も添付しておく。


 私は沖縄における米軍基地による人権侵害に対し、平和的な抗議運動を行っている山城博治です。
 日米両政府は沖縄の人々の強い反対にもかかわらず、新たな軍事基地を沖縄に建設しようとしています。
 市民は沖縄の軍事化に反対して毎日抗議活動を行っています。日本政府はその市民を弾圧し、暴力的に排除するために大規模な警察力を沖縄に派遣しました。
 私は抗議活動の最中、微罪で逮捕され、その後、二回さかのぼって逮捕されました。勾留は五カ月間にも及びました。
 面談は弁護士以外との接見を一切禁じられ、家族とも会うことを許されませんでした。私は自供と抗議運動からの離脱を迫られました。
 これらは当局による明らかな人権侵害です。
 しかし私も、沖縄県民もこのような弾圧に屈しません。私は、日本政府が人権侵害をやめ、(ここで規定時間が過ぎたので終はりになる)
新しい軍事基地建設に反対する沖縄の人々の民意を尊重することを求めます。


わたしは日本の沖縄県から来た我那覇真子です。

わたしは沖縄の現状を報告するとともに、暴力的な反米基地活動家山城博治が十五日に国連のこの場を悪用しやうとしてゐることをみなさまに報告したいと思ひます。

沖縄では地元住民の人権と表現の自由が外部からやつて来た基地反対活動家や共産主義者、さらに偏向したメディアによつて脅かされてゐます。

これらの人たちは自分たちの人権と表現の自由を盾に、考へが異なる人たちの人権と自由を抑圧してゐます。

そのなかの一人山城博治は地元の経済活動に対する威力業務妨害、公務執行妨害、基地不法侵入、傷害などの複数の犯罪で逮捕され、現在保釈中の身です。その彼こそが人権と表現の自由を脅かしてゐる張本人です。

彼は日本政府が人権と表現の自由を脅かしてゐるといふでせう。しかしそれは真実ではありません。それどころか刑事被告人である彼が日本政府に渡航を許され、この場で話すことを許されてゐることじたい、日本では人権と表現の自由が尊重されてゐることの証です。

わたしは国連の正義と公平性を信頼し、みなさまが沖縄の真実を理解し、必要であれば山城博治や活動家たち、偏向したメディアを非難するなど、正しい対処がなされることを信じてゐます。

被害者を代弁し感謝申し上げます。







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