蛮茶庵

フォト・エッセイ ごまめの歯ぎしり
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# 会話 故意に焦点をずらして その一 lundi 17 avril 2006
政治家をどう思ひますか。
――どう思ふといふより、政治家だといふのは単なるレッテルです。それよりも彼らはペテン師か役者です。それも欲の皮の張つた三流にも満たないヘボです。

三流にも満たないヘボはどうかと思ひますが、どうしてペテン師か役者なのですか。
――彼らは皆のためだと詐称して演じてゐるふりをしてゐるのです。

なぜ演じるふりをする必要があるのですか。
――本心を知られるとまずいからです。

では、本心では政治家はどんなことを考へてゐるのですか。
――自分の懐が暖かくなることばかりです。
*** 故意に意図を隠し、こうしてピントをずらすのと同じ ***

懐が暖かくなるとは金儲けですね。そんなことはないでせう。
――彼らがいふ「格差」の発言を追ひかければわかります。

と、いいますと・・・。
――最初あのK君は「格差はない」、ついで「格差はさほどではない」といひました。最近側近T君の発言では「格差を恐れることはない」といひます。「恐れることはない」といひながら「格差」の存在を徐々に、そして「格差」のあるのが本来の姿だと、みんなを納得させるやうにいつていました。

そのやうな暗示では納得しない人も多いのではないですか。
――だから「格差」と「規制緩和」を抱合せのセットにするのです。

「規制緩和」が「格差」とどのやうにセットになるのですか。
――規制緩和イコール市場原理。つまり競争です。競争には誰でも参加できます。努力して競争に勝ち残つてください。応援してゐます。

競争はみんなに平等な方法だと思ひますが。
――ほんとうに平等だと思ひますか。競争、誰もが参加できる競争、だけど無差別の競争といふことをよく考へてください。無差別だからヘビー級のチャンピョンにも挑戦できます。誰もが挑戦権を持てます。挑戦といふコトバだけをとりだしてみると、確かにステキな崇高な感じを受けます。でも、ヘビー級チャンピョンへ挑戦するといふのはどうでせうか。

死にますね。
――そうです。確実に死にます。
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